【膝蓋骨骨折後、病院でのリハビリを終えたのに・・・】

 

 

膝蓋骨(膝のお皿の骨)を転倒した際に

 

骨折してしまった７０代の女性。

 

病院の先生には

 

「骨もくっついたし、あとはリハビリを頑張っていこうね！」

 

といわれ、

 

２～３ヶ月の間、がんばって病院に通院して

 

リハビリをがんばっていました。

 

順調に膝の可動域も伸びていき、

 

膝周りの筋力も強化し、

 

努力のかいもあり順調に回復していきました。

 

しかし、

 

リハビリの先生から

 

「もう、だいぶ良くなってきましたし、

３ヶ月経ちましたので、卒業しましょう」

 

といわれ、その病院でのリハビリは

 

終了しました。

 

 

たしかに、膝の可動域はよくなり

膝の腫れぼったいの無くなり

筋力も反対の足と比べてだいぶ戻ってきた

 

 

でも・・・

もう終わりで本当に大丈夫？？

 

 

さて、この患者さんの？？？はなんなでしょう。

 

当院にはこの？？？の状態で来院されました。

 

別に、病院の先生に不安もあるわけでもない

リハビリに問題があったわけでもない

 

でも、なんか？？が残る。

 

 

話を聞いていくと

？？？の原因はこの二つだったことが分かりました。

 

 

「歩く時にふらつきがあり恐い・・」

 

「階段を交互にすたすた上がることができない」

 

 

と、日常生活での不安が残るという状況でした。

 

 

この二つの問題。

 

 

当院では、身体全体のバランスを診る必要があると考えています。

 

重心はどこにあるのか。

(立位と歩行時)

 

ゆがみはどこにあるのか。

(どこの関節が動いていないのか❓)

 

筋肉の過緊張もしくは使えていない箇所はないか。

 

 

という基準で診ていきます。

 

それらを改善するための

 

矯正・運動を中心におこない、

 

この患者さんは遠いところから通われているので

 

月１しか診れないので

 

おうちでやって頂くことも踏まえ

 

治療を継続した結果、

 

２回の治療で、

 

膝の不安は無くなりました。

 

「歩行時のふらつきも無くなり、

階段も、スタスタ上がれるようになりました！！

先生！！」

 

と喜んでいただけました。

 

 

この７０代女性の方は、

 

お孫さんが生きがいなんです。

 

吹奏楽部で頑張っているお孫さんの演奏を定期的に見に行くこと。

１００メートル走で県で２位に入ったお孫さんの雄姿を応援に行くこと。

 

二人とも、県大会や関東大会になると場所が

遠くなるため、たくさん歩けないと

 

困るんですね。

 

 

だから、この膝に不安があったんですね！！

 

 

「痛みが無くなればいい」

「腫れがひけばいい」

「膝の曲げ伸ばしができればいい」

 

それだけでは

治ったとは言えなかったんですね！！