先日こんなお問い合わせをいただきました。

 

 

 

---

 

「首、肩こりがひどく、吐き気がするんです。

おそらく4月に入って生活環境の変化もあり、

そのせいだと思うんです。

 

あとは、私、骨盤のゆがみもひどい気がするんです。

 

実は、生活環境の変化の一つに結婚があります。

4月から新しい生活がはじまったんです。

 

首・肩のこりもそうなんですが、

いずれ、子供もほしいと思っています。

 

私の母に、出産前に骨盤は整えておいた方が

いいみたいよ。。

 

と言われてから、

急に自分の体が不安になってしまいました。

 

先生の所で、【骨盤】を診てもらえないでしょうか？」

 

---

 

こんなお話を頂きました。

 

 

この【骨盤】について、

とくに【女性の骨盤】について

お話しします。

 

 

じつは、

時代とともに女性の骨盤が変化しています。

 

この50年間で、

細長型(類人猿型)が急増！

扁平型が激減しているんです！

 

(日本産科婦人科学会学術講演会

浜松医科大学産婦人科家庭医療学講座

助教　鳴本　敬一郎　より)

 

このように

 

1960年代では

扁平型と丸型の骨盤が90％以上だったのに対し

 

2010年に入ると

扁平型は８％にも満たない

細長型と丸型が90％を占めています。

 

 

50年前に比べて

扁平型と細長型の骨盤形状が

逆転してしまっています。

 

 

ここ50年で女性の骨盤の形が

変わってしまっているんです。

 

 

 

この変化の原因は

いろいろあると言われていますが、

 

 

1番の原因は生活の変化です。

 

 

和式トイレよりも洋式のトイレ

床上よりも椅子での生活

屈むという動作がものすごく少なくなっています。

 

 

そして、

この骨盤形状の変化は

 

 

難産や産後の骨盤トラブルの増加など

お産の現場や産後のママさんの体に

とても影響が出ているそうです。

 

 

骨盤の形状がかわれば

産道機能の変化も起こり得ます。

 

 

それが妊娠・出産・産後のママさんに

かかるカラダの負荷にも大きな影響を与えます。

 

 

なので、

お問い合わせを頂いた患者様のお母さまが

ご指摘されていた通り、

 

 

妊娠前・出産前から

骨盤を意識することはとても重要です。

 

 

骨盤を正しい位置に整え

骨盤周りの筋肉をしっかりと働かせる

 

 

産後ママにとってはもちろん大切。

 

 

そして、妊娠前・出産前の女性にとっても

とても大切なことなんです。

 

 

 

50年前と生活環境に変化が起こると同時に

体の動かし方にも変化が起きています。

 

そのことにより、

本来使っていた体の関節・筋肉が

動かなくなっています。

 

 

動かない=使わない

と脳が認識すると、

その関節・筋肉はどんどん退化します。

 

 

その結果が

この骨盤の変化だと思います。

 

 

しっかりと

骨盤を正しく整え

骨盤周囲の筋肉を取り戻しましょう！！